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ヴンダーはただ今よりネルフ撃滅のため、出撃します!

もうひと月以上も前に見てきた「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の感想その他諸々。

これが困ったというかもうなんかね、今更私のようなエヴァに関わりの薄い人間(最初に見た時点で30歳超えてたし、一応ハマったとはいえやはり一〇代でアレに触れた人たちとはその沼の深さが全く違っていたと思うわけで)が何をどう書いてもどっかで誰かが言ってたような話しにしかならないような気がして、ここに何かを書くのも躊躇っていたところはあったのである。

なのでざっくり且つ抽象的なことをあくまでも鑑賞記録として綴ってみることにするが、とりあえず映画終わりで最初に思ったのは前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で受けた精神的苦痛を9年かけて( ̄。 ̄;)ようやく解消してくれた事に対する安堵と、無理矢理ながらも二五年分の総括が行われて無事物語が完結したことに対する"完走感覚"を味わえたことの満足感、これが大きかったような気がしているのだ。

謎の多い細かい設定群はけっきょくわかったようなわからんような(それこそ二〇年以上前にさまざまな「謎本」を読んだり、今なら何百本とアップされている解説付き動画を見たりもしたけど、自分で完全に理解しているとは言いがたい)ままではあったのだけど、それよりも寧ろ今作は庵野監督の「自分語りストーリー」として見てきた大河ドラマの最終回を見ているかのような、そういう面白さの方が勝っていたと思うのである。

これは先にNHKで放送のあった「プロフェッショナルの流儀」を見てより感じた部分ではあるのだが、庵野さんのお父さんに対する想いであるとか、奥さんである人気漫画家・安野モヨコさんとの関係性とか、その辺の庵野さんの人生そのものが全部「エヴァンゲリオン」という作品ににぶつけられていたんだなというのを改めて思い知らせられて、そらこんなもん一長一短で纏まるアニメじゃ無いよなと(__*)変にナットクさせられてしまったのであった。

それと今作でほーっと感心したのは音楽の使い方で、戦闘シーンに突然「惑星大戦争」のマーチがかかったのもビックリしたのだけど(__;)それ以上に挿入歌に使われたユーミンの♪VOYAGER〜日付のない墓標♪(84年の東宝特撮映画「さよならジュピター」の主題歌。こちらの本編で唄っていたのはレイ役の林原めぐみ)が選曲センスも然りながら、これの歌詞がまあわかりやすくも見事にこの映画の根幹部分を語っていたことで、これを聴いたときまさかエヴァでこんなベタな事をするとはといい意味で意表を突かれた思いがしたのである(あれなら中村雅俊の♪ふれあい♪でもいけたな)なので我が輩即シンエヴァのサントラを買ってしまいましたわ(^_^;)

そんなわけで、もし私のように「エヴァンゲリオン」に対してそこまで深くないよと言う方で、まだこの「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を未見の人が居たら、上に書いた「プロフェッショナルの流儀」と安野モヨコさんのエッセイマンガ「監督不行届」(先週自宅に届いたばかりで一気に読んだが、すごく面白かった。その勢いで代表作の「ハッピーマニア」も読書中(__*))とそのアニメ版で庵野監督の会社であるカラーの創立10周年を祝った「大きなカブ」(本記事再下段動画参照)を見て、それから劇場に行かれることを推奨させていただきたい。

特に安野モヨコさんの存在がどれだけ庵野監督に影響を与えて今こうなっているのか、というのが全部ではないにしろ本当によくわかるので、シンエヴァを鑑賞するに当たっての予習というとなんだけどニアサードインパクトがなんなのか?みたいな作品の設定面をほじくるより、こっち(庵野監督の日常についての動向等を知ること)のほうがぜったいアタマに入って気安いと私は思うのである。

なお、4/3に東映で発表があった仮面ライダー放映開始50周年記念の劇場新作「シン・仮面ライダー」。これが庵野監督で撮られることが決まり、早くもネット上では沸きに沸いた状態となってしまっている。

庵野監督は若い頃自主映画で自らがウルトラマンになったことでも有名だが、実は雑誌の企画で一号のライダースーツを実際身につけたこともあるし「監督不行届」や「アオイホノオ」の中でも超真面目にライダーごっこ(~_~;)に没頭する姿が描かれていたりで、なんとなく「ウルトラ」より「ライダー」の方が思い入れが強そうな疑念(?)もあったから、いったいどんなものになるのやら今から楽しみでしかたないのだよ。

あと庵野さんの好きな物だとインタビュー等で発言していたのは「ヤマト」もそうだし「イデオン」もそうだけど、個人的には今後もトクサツで仕事をしてほしいから監督のお宅で飼っていた猫の名前でもある「マイティジャック」とか、ほかでも「ミラーマン」や「ゴレンジャー」あたりも手を出していって貰いたい。

それから本文で取り上げた「プロフェッショナルの流儀」の庵野監督回、反響が大きかったようで以下の日程で再放送が決まったのとBS1では100分のロングバージョンである「完全版」を改題して放送することになったそうである。ちょうど良いタイミングなのでこれ見てから劇場へ行って「シンエヴァ」を体験するのが今はベストでありましょう。

○「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」4/29(木・祝)夜8時NHK-BS1
○「プロフェッショナル仕事の流儀・庵野秀明スペシャル・アンコール放送」 5/1(土)夜11:50NHK総合


なお、いろんなブログで書かれているシンエヴァ関連の記事では、私はお仲間である飛翔掘削さんのレビューが素晴らしくわかりやすくて内容もあったと思っているので、ネタバレ回避のためにまず映画自体を見てから、こちらのサイトを訪れてみていただきたい→「怪獣の溜息」~ありがとう。そして、さようなら。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』

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しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 2

There are no comments yet.

楽珍劇場  

『シン』ユニバースはどこまで広がるのか

エヴァについては初回オンエア時から今まで本当に楽しませてもらいました
初回BOX付きのLD第1巻が即完売したために日本橋を捜し歩いたり、
旧劇場版のいわゆる「春エヴァ」の時は新作部分が未完成だったために、量産機が飛んできた辺りで終わっちゃって劇場内がザワザワとなったり…
リアルタイムならではの思い出がたくさんあります

それにしてもNEXT『シン』の発表にもビックリしましたよね~
ゴジラの次はウルトラマン、まさかの仮面ライダー…
これは庵野監督のシナリオによる特撮補完計画なのかも…どっちも公開が待ち遠しい!
エヴァの呪縛から解放された庵野監督には好きなものを楽しんで作ってもらいたいです

2021/04/20 (Tue) 22:24
しろくろShow

しろくろshow  

これから悠々自適な監督ライフが続くのでしょうね

>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「シンエヴァ」が確実に動員を伸ばしている中で自分の会社に多大な利益を生み、さらにはこれをシリーズとして完遂した庵野さんが(NHK特番の中で「僕のエヴァはこれで終わりです」と言い切ったのも印象的でした)これ以降は「趣味」で映画を撮っていくのではと(後進に道を譲りつつも半ば「余生」的な人生を過ごすかのような)いう気もしているのですが、あとはホントにスーパー戦隊とかなんなら「スペクトルマン」あたりに手を広げてもらっても面白いかも。

考えてみたら私が「エヴァ」を最初に見たのは完全に再放送でして、たぶん97年頃でしたかねー。地元の四国放送が深夜にやっていたと思います。わたしももういい年だったけど(~_~;)あれはほんとにハマりました。最初の劇場版を見に行って映画がおわっった時の館内の雰囲気が「え?これで終わり( ̄。 ̄;)」みいな空気になっていたことも今となっては思い出です。

2021/04/21 (Wed) 18:52

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