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ある意味では「木の芽時」でもあったりする

年に何度か唐突かつ猛烈に見直し・見返したくなる映画というのがある。それはだいたい80年代に見た物がほとんどで、考えてみればこの1980~89年というのは自分の年齢が14才~23才という人生でもっとも必死に映画を見た時期だったこともあり、これはもうその作品がどんな珍品・駄作であろうとももはや細胞レベルで己に刻まれた物であったということだ。

しかしそういう映画に限って意外と手許に持ってないケースが多く、今回の場合だと「タイム・アフター・タイム」(日本公開1981年)がまさにそれだったのである。

思い返してみるとこの映画は35年前にLDソフトを持っていた友人にVHSへダビングして貰い(今まで何度も書いたと思うけど、このへんの所為は「時効」ということでなんとか許していただきたい( ̄▽ ̄;)) そのテープが5年前くらいまでは視聴に耐えていたのだけれども、そろそろDVDにデータを移そうかな、というタイミングでカビが生えてしまい、どうにもこうにもならない状態になってしまったのであった。

但しこれが見られなくなってからも慌てることはなく、きっと契約している視聴可能なチャンネルでHD放送があるだろうと首を長くして待っていたのだが、今日まで全然オンエアが無くていい加減待ちくたびれていたのである。こういうときは安いソフトを買おうといろいろ調べてみたら、プルーレイは国内盤が出ておらず字幕があるのはDVDだけで、そちらの方も中古であれば500円程度で購入は可能だった。

しかしながら今更SD画質のソフトを買い足すのもなんだかな~と思えてしまい、とりあえず見られたらいいやと考えてAmazonプライムビデオでデータだけを買うことにしたのだ(値段は667円) 画質はSDなのでDVD買っても同じではあるけど、いちいちディスクを探す手間も無くロケーションフリーで再生できるのも便利かなと思ったのもある(当座の視聴用ということもあり、いずれHDで入手できるまでの繋ぎという意識で)

もともと「タイム・アフター・タイム」はタイムトラベル物では五指に入るほど好きな映画で、もしこのジャンルで今ベストテンを挙げるならば間違いなく上位で推すことになる作品でもあるのだ(と、いうことでさらっと下に10本選出してみた。何の権威も無い「しろくろのタイムトラベル映画オールタイムベストテン」 ※年表記はすべて日本公開時のもの)

1.「タイム・アフター・タイム」(1981年)
1.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)
1.「ファイナルカウントダウン」(1980年)
1.「フィラデルフィア・エクスペリメント」(1984年)
1.「ある日どこかで」(1981年)
6.「ターミネーター」(1985年)
7.「恋はデジャ・ブ」(1993年)
8.「12モンキーズ」(1996年)
9.「スタートレックIV 故郷への長い道」(1987年)
10.「彼女はパートタイムトラベラー」(2012年)


で、話は「タイム・アフター・タイム」へ戻るのだけど、今回5年ぶりに再見してみてこの"好きだ"という感情はまったく衰えておらず、やはり良い映画だなと個人的には再認識できたような気がする(次ブルーレイ出たらちょっと考えないといけないな)19世紀イギリスに実在したH・G・ウェルズと切り裂きジャックが友人で、ウェルズが「ホントにタイムマシンを作っていた」という無茶な設定(__*)もユニークだったし、彼らの追跡劇が現代(1979年)で行われるというのも面白かった。

劇中では定番のカルチャーギャップで緩い笑いを交えながらウェルズが信じていた「未来こそユートピアだ」という幻想があっさりと(しかも追いかけてきたジャックの口から伝えられて)崩壊するのもアイロニーが効いていて、ここいらは突飛なストーリーの中でも生々しい感情が表現されており妙にリアルなのも良かったのである。

最後は深く考えなければ( ̄。 ̄;)間違いなくハッピーエンドだったし、ウェルズ(マルコム・マクドウェル)とエイミー(メアリー・スティーンバージェン)が結ばれたのも満願成就、という感じで最高に気持ちの良い締め方だったと思えた(やっぱり大団円というのは心が洗われてよろしいな)

それで最初に見たときからこの二人の雰囲気がやたらいいなと思っていたら、映画きっかけで本当に結婚したらしい。結局10年後の1990年に離婚したそうだけど、その年にメアリー・スティーンバージェンが「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」でまたもタイムトラベルしてきた男と恋に落ちる映画に出演したのはなんだか不思議な因縁。

あと、この映画はマルコム・マクドウェルがいつになく「すごく良い人」を演じているのが新鮮で、とても同じ年に「カリギュラ」に出た人とは思えないくらいの好青年ぶりがものすごく珍しかった。これもある意味貴重。

それからついでの話だけど、「タイム・アフター・タイム」は2017年にテレビドラマとしてリブートされたことがあるそうだが、私は最近までその存在を知らなかった(邦題は「タイム・アフター・タイム ~H・G・ウェルズの冒険」。CSのAXNあたりで放送があったとか。しかし本国では人気が出ず5話で打ち切りになったとのこと。たしかに連続ドラマのネタとしては少し厳しいような気はするよね)
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しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 4

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m-pon7  

しろくまShowさま

こんにちは♪

「ある日どこかで」の名前が~ウルウル(感涙);つД`)
先日も佐々木いさおさん新録でBS放映されていましたね。民放のためエンドロールがブチっと切れていたのは「エエ~ッ」でしたけれど、それでも何度見てもやっぱり感動してしまいました。
いつか綴りたいなあと思っていたところに
しろくろshowさんの記事に感激です。


タイムトラベル物は夢があるし現実には二度と戻れない世界だからこそ切ないですね。わたしは二度と会えない恋モノに弱いのでその点でもグッときてしまいます。

「タイム・アフター・タイム」タイトルこそ知っていたんですけれど未見で、しろくろshowさん抜群のレビューでとっても観たくなりました。『H・G・ウェルズと切り裂きジャックが友人』設定からして楽しそう。それにマルコム・マクドウェルがいい人役なんてそれだけでも興味深々です。

タイムスリップ物ベスト10! 素晴らしい!懐かしさと、ああ~こんなにあったんだなぁと胸アツです。「恋はデジャ・ブ」良かったですよね♪

改めて80年代にいっぱい制作されてるんだなぁって。テクノロジーが極端に進んで、シンプルな時代に想いが募ったんでしょうか。映画自体にもまだ夢があったような気がしますね。観客もワクワクしてそれを純粋に楽しめて。またそんな気持ちにさせてくれる作品にめぐり逢いたいです(*^-^*) 

2021/02/24 (Wed) 11:43

MILLAFAN  

私は「ゴーストハンターズ」

しろくろさん、こんにちは。

私の見返したくなる映画は「ゴーストハンターズ」と「燃えドラ」ですね。
「ゴーストハンターズ」は皆さんが認める大傑作じゃないけど何故なのか?
不思議ですね。

「タイム・アフター・タイム」と言えば思い出すのはシンディ・ローパーです。
シンディが雑誌で見た本作品のタイトルをそのまま頂いて「タイム・アフター・タイム」を作詞作曲し全米でチャート1位獲得
今この曲が頭から離れない状況です。

2021/02/24 (Wed) 16:05
しろくろShow

しろくろshow  

前後しちゃいましたけど

>m-pon7 さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_
それはそうといつのまに7にバージョンアップされたのでしょうか??( ̄▽ ̄;)

すいません、このコメントいただいたのと同じタイミングで「ある日どこかで」のつれづれをアップしてしまいました。先にお返事するべきでしたが前後して申し訳ありません。内容わかってたから当然と言えば当然なんですが映画自体はやっぱりとってもよかったです(甲斐田さんの声はシーモアに合ってましたね)

「タイム・アフター・タイム」はわたし二十歳の時に見たんですが、たぶんVHSのデッキを買って初めて録画した(厳密には「してもらった」ですけど(__;))映画だったと思います。それまでビデオデッキはペータしか持ってなかったので、LDをマスター素材にした標準画質にはまあまあ感動していたような気がします(三倍モードはベータの方が圧倒的に綺麗だったんですけど)間違いなく楽しい映画なので機会があったら是非ご覧ください。

あとタイムトラベル物だと本文に書き切れなかった物では「猿の惑星」「バタフライエフェクト」「アバウト・ア・タイム」「タイム・クライムズ」なんかも好きでした。

2021/02/24 (Wed) 21:12
しろくろShow

しろくろshow  

わたしも好きですよー

>MILLAFAN さん

こんばんは、コメントありがとうございました<(_ _)>

「ゴーストハンターズ」はカーペンター映画(不思議といつまでも憎めない監督さんで)なので私も好きですよ(^^) たぶんエディ・マーフィーの「ゴールデンチャイルド」と二本立てだったような気がします。それを劇場に見に行きました。

けっきょく未だになにをやりたいのかよくわかんない話でしたけど( ̄。 ̄;)キム・キャトラルが色っぽかったなーというのとおっさんのキョンシー(?)みたいヤツが出ていたのだけはよく覚えています。

そうそう、「タイムアフタータイム」で検索すると映画よりそっちが先にヒットするんですよね。わたしがあの歌知ったのはこの映画の後だいぶ経ってからでした。

2021/02/24 (Wed) 21:20

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