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裏声で唄え♪that's where I am

せっかくの休みも至る所が自粛自粛で、ここ何週かは仕方なく自宅に籠もってAmazon購入の本ばかりを読むという過ごし方になってしまっている。

そんな中最近読んでいたのは5,6冊程度あるのだけど、このブログで取り上げるとしたらコレだろうと言うことで以下の2冊を簡単に紹介しておきたい。

「ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた」

ウルトラシリーズを取り上げた書物としては珍しく音楽を中心に書かれたもので、著者は音楽ライターの青山透さんという方(ちなみにこの本は2013年に出版された同書の文庫化である)

「ウルトラセブン」の劇伴を担当された冬木透さんはもともとクラシック畑の作曲家で、作風がその影響下にあるというのはよく言われていたことだが、最終回である「史上最大の侵略(後編)」に使用されたシューマンのピアノ協奏曲(下動画参照)は、このために用意されていたと言っても過言ではないくらい映像にマッチしていたのであった。

子供の頃にコレを見た青山さんはいたく感動し、この本の中ではなぜあの曲が使われたのかと言った考察や、曲そのものに関する詳細解説等が綴られており、音楽ライターならではの視点から捉えたある種ひじように珍しい「特撮本」となっていたのである(セブンで使われた盤がどのバージョンだったのかを特定しているのもさすがだなと思ったな)

クラシックそのものにさほど興味もなく、普段から耳にしたりすることがなかった私でもこうして得意なジャンルから話を進めてもらえると素直に頭に入ってくるんだからたいしたもんだなと、そんなことを感じながら最後までスイスイと読めてしまった(ページ数も200ほどなので半日あれば読破可能。また、私と反対で特撮に興味なくクラシックを好きな人が読んだらいったいどういう感想を持つのか、そっちの方も興味が沸いてきそうな内容だった)


「万華鏡の女・女優 ひし美ゆり子」

これも「ウルトラセブン」関係の書籍だが、こちらはご存じ同番組のヒロイン、アンヌ隊員役・ひし美ゆり子さんの半生を伝記的に綴った本。著者は特撮/映画ファンにはお馴染みのライター、樋口尚文さん(我が輩が購入済みの樋口さんの本だとほかに「グッドモーニング・ゴジラ」「テレビヒーローの創造」「実相寺昭雄 才気の伽藍」等があり)この本ではひし美さんと共著の形をとっている。そして青山さんの本と同じくこれも2011年に出版された同書の文庫化版。

ひし美さん関連の本は過去「セブンセブンセブン」「アンヌ今昔物語」の2冊を購入して読んだが、これらはセブン撮影当時の思い出話やエピソードを語った記事が殆どで、ひし美さん個人の人生についてはあまり深く触れられていなかったと思うのである。9年前この本が最初に出たときも当然読んでみたいと思っていたけれども、いかんせんそのときの価格が3000円を超えていたため( ̄。 ̄;)躊躇しているうちにあっという間に絶版になったという感じだったのだ。

今回こうして廉価で文庫化されたのはありがたいことで(しかも当然だが増補改訂されてページ数も増えているという)内容面でも今まで知らなかったようなことがけっこう書かれていて(そら9年前にこの本買った人ならとっくに知っていたことではあるけれども、なんと言っても大島渚監督の「愛のコリーダ」で主演女優のオファーがあったという話は声出そうになるくらいビックリしたですよ( ・_・;) ←けっきょくその役は松田暎子さんが演じたのだけど、我らのひし美さんが日本初の「本番女優」になっていた可能性もあったのかと思うと実現しなくて良かったというか残念だったというか・・・(__;))驚きながらもふむふむと読ませてもらったが、ご本人の実にあっけらかんとしたキャラクターが随所で伝わってくる評伝ともいえるのではないだろうか(ほぼインタビュー形式を取っているのでひし美さんの発言もダイレクトに届いてくる分、彼女の飾りのないお人柄はほんとうによくわかる)

「セブン」時代以外の話も相当なボリュームがあるので特撮ファンではない純粋な日本映画ファンの人でもかなり興味深く読める本という気もするし、この値段なら全然買って損はない内容だろうね(結果論だけど文庫化待って正解だったかもしれないな)

蛇足ながら自分の好きなウルトラシリーズのヒロインを順不同で5人ほど挙げるとしたら、私の場合は榊原るみさん(「帰ってきたウルトラマン」アキ役)桂木美加さん(「帰ってきたウルトラマン」MAT丘隊員役)西恵子さん(「ウルトラマンA」TAC美川隊員役)石田えりさん(「ウルトラマン80」UGM城野隊員役)そしてアンヌ役・ひし美ゆり子さんというのはもうMy脳内不動のメンバーなのである。ほかの女優さんでもこの手の本が出たら嬉しいので、既にご高齢となっているみなさんがなんとかご健在のうちに( ̄。 ̄;)どなたか纏め上げていただきたい。
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しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 6

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怪しい鱗人  

私にとってウルトラシリーズのヒロインといえば東の正横綱がひし美ゆり子さん、ちょっと間が空いて前頭筆頭に石田えりさんって感じだったのですが、ゴジラvsガイガンの映像特典でのひし美ゆり子さんのインタビューを見てちょっと幻滅してしまいました。

ウルトラセブンクラシックのCDにはシューマンのピアノ協奏曲が2曲収録されていますが、違いがよくわかりません(笑)。

2020/03/14 (Sat) 20:29

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2020/03/14 (Sat) 21:24
しろくろShow

しろくろshow  

今日はセブンの最終回を見て寝ようかと

>怪しい鱗人 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

ひし美さんのインタビューを読んでいるとほんとに女優業を深く考えてなかったんだなって(__;) すごく軽い感じで語っておられるのが面白かったんですが、その反面強い押しに弱くて頼まれるとつい不本意な役でも引き受けてしまうと言う話が人間味あってわたしは好きでしたね(「愛のコリーダ」のときも世話になっていた別の監督さんに猛反対されなければ出演していたのではと思ってしまいましたし(__;))たぶんアンヌの劇中のキャラとは性格面で全然被ってないキャラの方だろうという気はするのですが、わたしはこの人の旺盛なサービス精神が好きなんですよねー。

もともと巨乳系のタレントさんが大好きな私としては石田えりさん共々ウルトラ2大グラマー女優として殿堂入りしている存在でもあります。

あと「ウルトラクラシック」の方はよく聞いたらどっちが本編(最終回)使用の曲なのかはわかりましたよ(^^)この本にはその辺のお話もしっかり載ってました。

2020/03/14 (Sat) 21:50
しろくろShow

しろくろshow  

こちらこそお恥ずかしいかぎりで・・・

>鍵コメ様

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

いやいや、まったくご指摘の通りでした( ̄。 ̄;)早速訂正しております。
それにしてもこの本は2冊とも面白かったですね。

2020/03/14 (Sat) 21:55

ダリルジョン  

おはようございます!

なんと!
私の好きな、ことモノよくご存じで!?

そうでした、シューマンでしたか、
なんで、ここの戦闘でピアノのクラシックなのかとも思いましたね、
それが効果的だったドラマティック演出でした、
セブン=孤高の戦士 というイメージにもなりましたか。

アンヌ隊員は、私の子供心にもセクシーシンボルでありますね、
あの頃は、ただ、「あのお姉ちゃんイイな!」としか想わなかった!? でも、
その後の女性を好みが彼女によって決定されたと言っても過言ではないと思います!
隊員スーツ、ユニホームの外からもわかるボディライン、、、mmm
これ以上書くとアダ〇ト指定になりそう( ´∀` )/

失礼いたしました 、ではでは~

2020/03/17 (Tue) 06:12
しろくろShow

しろくろshow  

やはり刷り込みは強烈で

>ダリルジョン さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

セブン最終回ではダンの告白からこの曲が彼が地球を去るまで延々とかかっているわけですが、あれは最高でしたねー( ̄。 ̄;) アンヌからセブンの正体を聞いたウルトラ警備隊の各隊員が思い思いにセブン=ダンに言葉をかけていくシーンは何度見ても感動してしまいます(>_<)

それからアンヌ隊員は体型もグッドなのですけど、あのセクシーな声もわたしは好きでしたよ。ひし美さんがあの役やっていたのは19-20歳の頃だそうですが、実年齢以上にオトナな感じがしていました。

2020/03/17 (Tue) 19:47

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