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忘れ物は何ですか??

ここ最近何かと言えば「ぜんぜん映画を見てねー」と愚痴ばかりが口をついて出てしまっていたのだが、よくよく思い返してみると昨年11月には「ターミネーター・ニューフェイト」、12月には「ドクタースリープ」、年が明けてからは「スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け」と、じつは月イチペースで映画館に行っていたのに、なぜかそのすべてが見事なくらい記憶から欠落していたのであった。

おそらくこの三本が自分の脳へダイレクトに刷り込まれず、ひじょうに薄味の印象しか残してくれなかったからだろうと思うのだけど、とりあえずそれがどうしてなのか、自分なりの簡単な検証からやってみようかと思う。

「ターミネーター:・ニュー・フェイト」

2003年の「T3」以降の同シリーズは”もしもターミネーターが○○だったら?”というもはや「ドリフ大爆笑」のシチュエーションコントの域にまで来ている感があり、毎回毎回ガラガラポンでリセットを繰り返しては「じゃ前回はなかったことにしてください」ってな処理のされ方で、こちらとしてはもうターミネーターという映画を「シリーズ」として捉えてはいけないのでは無いかと、新作が登場するたびそんな気分にさせられてしまうのである(けっきょく今回の「ニューフェイト」もまったくその流れに乗ったもので、これじゃまるで大喜利やろと( ̄。 ̄;)言いたくもなったなあ)

但し自分の中でもうターミネーターは1と2で完結しているという気持ちもあるので、各の続編(テレビ版の「サラ・コナー・クロニクルズ」含めて←我が輩ヒロインのサマー・グローが好きでコレも見ていたのだけど)に対してはそれほどの期待もして無かったし何処か二次創作を楽しむ感覚でいたのも事実だった。

そのため最初からある程度の気楽さを持って鑑賞に臨んでいたこともあり何か一つでも目新しいところ(「T3」で女ターミネーターが出たり「新起動」でシュワちゃんが年取った理由とか、あのへんはけっこう感心して見ていた)があればオッケーという低いハードルを設定していたわけだが、今回はそれすら飛び越えることがなかったような、そんな気持ちの方が強かったのである(びっくりするくらい新味が何にも無かったもんなー・・・(__;))

細かいことを言い出すとキリが無いけど、適当な言葉を探すとするならば「すべてに於いて合点がいかない」とでも言えばよいのか、特に劇中でのシュワちゃんの取り扱いがもう逐一「おいおい(ーー;)」と言いたくなることだらけで、今作に限っては彼を出してきた意味は一ミリも無かったなと我が輩は思うのだよ(リンダ・ハミルトンとエドワード・ファーロングの再登場も取って付けたような目玉企画だったし)

次があるのかどうかはわかんないけど、今度もし「ターミネーター」をやるのであれば例えばスカイネット側からアプローチしたストーリーに持って行くとか、そうとう変わったことをしないとおんなじ事の繰り返しになるのは目に見えているのではないだろうかね。

「ドクター・スリープ」

こちらは可も無く不可も無くという内容で、「シャイニング」から40年ぶりの続編ということを考えてもまあよく頑張った方じゃなかったかなとは思えた。また、これは映画を見た人ならわかる事だが今作は映画版では無く主に原作の続きを映像化した形になっていて、キング版の「シャイニング」+「ドクタースリープ」を折衷合算したストーリーになっていたのである。

映画版「シャイニング」は監督のスタンリー・キューブリックが原作をただの器にして作り上げた完全な”別物”だったわけだが、あれの「2」として映画作りをしなかったのは大正解だったと言えましょう(キューブリック版「シャイニング」は下手にいじるとエラい目に遭う唯一無二で奇妙奇天烈摩訶不思議な作品なので、あくまでも「レディプレイヤー1」のようなパロディの形で対処するのが正しいと思われる)

そもそもキング原作の「シャイニング」はひじょうにわかりやすいサイキック+スピリチュアルホラーで、おそらくあれをなぞって素直に映画にしていれば今回の「ドクター・スリープ」と酷似したタイプのエンタメになっていたと思うのである(どちらかというとテレビドラマ「スーパーナチュラル」に近い感じだったかも)

IMG_1256.jpgだいたい「シャイニング」と言う言葉は本来超能力のことを指していたのに、キューブリック版ではそれを曖昧なものとして描いていたために(字幕でも「かがやき」とそのまんまな訳され方を(ーー;)していたのでよけいわかりにくかったという)劇中ではさほど役に立たない存在だったものを、今回の「ドクター・スリープ」ではきっちり特殊能力として見せてくれたので、その力を使った対決の図式がものすごく明快になっているのが見易さ(映画としての敷居の低さとでも言うか)に貢献していたのであった。

もっともわかりやすくなればそれで良いのかと言われると、そこはやっぱり監督のクセの強さというのがあって、本作のマイク・フラナガンとキューブリックではその点に天と地ほどの差があるのは明白。

なんかしらんが理屈で説明も出来ないけどめちゃめちゃコワいがな!っていうのがキューブリック版「シャイニング」だとしたら「ドクタースリープ」は何処まで行ってもB級ホラーのそれで、逆にコワいところを探すのがむつかしい娯楽映画でもあったように感じたな(だいたい比較するのが間違っているのは私も重々承知しているのだけどね)

最後のダニー(ユアン・マクレガー)が出した大技には思わず笑ったというか、そんなんアリかよと言いたくなったけどそれでも全体としては悪くない映画だった。たぶんキューブリック版の「シャイニング」を見て無くて原作を読んでる人ならもっと楽しめるかもしれない。


「スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け」

期待以上にすっごいよかったんでもう一回ストーリーの再確認をするために吹き替え版で見返そうと思っていたのだけど、例のコロナウィルス騒動で映画館への入場が日に日に不安視されてきたためやむを得ず順延中。

そうこうしているうちにどんどんアタマから記憶が消去されてきて(ーー;) もう憶えているのが断片的なことばかりになってしまいどうにもならんのだけど、なんと言っても9部作の完結編としてきっちり幕を下ろしてくれたこと、枝葉で気になるおかしいところはぼつぼつあれども私はこれが一番良かったことだと思っているのである。

忘れもしない1作目の「スターウォーズ」を夏休み旅行先だった鳥取の映画館へ離婚していた父に連れられて見に行き、めちゃめちゃ感動+興奮したのが12歳の時。それから42年経っての終幕というのは、全作付き合ってきたこちらからするとこれはもう「スターウォーズ」というシリーズがただの映画では無い自分の人生とリンクした存在でもあったわけで、それが終わることが心に響かないはずはないのだ。

たぶん同世代の方ならわかってくれると思うけど、タトウィーンでのラストシーンはちょっと(いや、かなり)グッときてしまったよなー(T^T)

しかし現状のウィルス騒動を鑑みると次に映画館に行けるのは何時なのかという感じになってきたし、DVDになるか配信を待った方が良いかもしれないな。それにしても迷惑な話だよ(けっきょくはこれけっかけで見た映画の記憶が全部薄味になっていたと言うことなのだろうね~・・・)

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しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 5

There are no comments yet.

ポール・ブリッツ  

SW、ディズニーが続編作るってニュースが飛び込んできましたが、どこまでつきあいますか? 倒れるまで見ます?(^^;)

2020/02/24 (Mon) 19:16
しろくろShow

しろくろshow  

気楽に付き合えるような気がしますね

>ポール・ブリッツ さん

こんにちは、コメントありがとうございますm(__)m

SWがまだ続いていくことは承知していましたがもいわゆる「第一章9部作」が長い長い時間をかけてようやく終わったという意味で、自分の中では別れの踏ん切り(?)がついているのですよ。

「SW第二章」との付き合い方については本文で父親のことを少し書きましたけど、今後は離婚後の夫婦が時たま会って近況報告し合うような、そういうフラットな関係になれたらと思っています(やってたら見るけど思い入れはたぶん薄いだろうなと)

2020/02/25 (Tue) 08:20
しろくろShow

しろくろshow  

<拍手コメントのお礼>

>G 様

こんばんは、はじめまして。
このたびは拍手コメントありがとうございましたm(__)m

よろしかったらこれを機にまたいつでも遊びに来てください。
今後ともよろしくお願いいたします_(._.)_

2020/02/25 (Tue) 19:01

楽珍劇場  

ありがとう、キャリー・フィッシャー。最後までプリンセスでいてくれて

ちょっとご無沙汰してました
新型肺炎騒動のせいで、外出を自粛せざるを得ない今日この頃ですが、
気になっていた『1917 命をかけた伝令』を我慢できず観に行きました
素晴らしい作品でした!映画館で楽しまないと魅力半減ですね、これは

で、『スカイウォーカーの夜明け』も公開初日に駆けつけて楽しんでまいりました
「さようなら、わたしのお姫様」のシーンでは涙が溢れましたね

しかしながら鑑賞後に冷静になってみると、いわゆる新3部作は全体の歪さが気になってしまい…
あまり後々まで愛せるシリーズとは思えず、ちょっと残念です

でも『マンダロリアン』はとても楽しいですよ!

2020/03/08 (Sun) 14:58
しろくろShow

しろくろshow  

出撃命令待機中

>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m
コロナくんのせいで「1917」もまだおあずけ中の私です(T_T)

しかし徳島では突然休みになった中高生で平日の映画館が一杯になっているとか(映画ファンの大人が劇場行くのを自粛しているのにオマエらなにしとんねん!?と言いたくなりました( ̄。 ̄;))

それで「スカイウォーカー_」含めた最後の三部作はいろいろと物申したい不満や要素も多々ありましたが、こういう終わらせ方を見せられるとずるいというかなんというか(^_^;) オールドファンとしてはもう何も言われへんやないかい、ってな反応するしかなかったですよね。

あ、「マンダロリアン」ってディズラーデラックスじゃないと見られないと思ってたんですけど楽珍さん入られたんですか??じつに羨ましいです。今後しばらくは自宅にいる時間がまだまだ続きそうだし私も契約検討しようかな・・・

2020/03/08 (Sun) 20:21

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