FC2ブログ

盆にはまだ早いが自宅でできる納涼恐怖映画大会

梅雨が明けてから我が輩の居る四国でも猛暑日が続き、寝苦しい夜に悩まされていた。ここはひとつ暑さ対策で深夜自宅ホラー映画鑑賞を実施してみるのも良いのではと思い、さっそく試してみることにしたのである。このたび視聴したのは「クワイエット・プレイス」(Amazonプライム)「バード・ボックス」(NETFLIX)「サスペリア(リメイク版)」(U-NEXT)の三本。

いずれもここ1,2年で公開された所謂最新ホラー映画ばかりということで、古参ホラー映画ファンでもある我が輩にいったいどんな恐怖を与えてくれるのだろうかと期待に胸膨らませながらFireTVスティックをテレビに向かっておもいきし振りかざしてみたのであった(怖さでエアコンの設定温度を一度でもあげるきっかけになれば良いなと、ここいらはわりと真面目に考えてみたつもり)

ところが、こういうこともあるのかなという感じで見事なくらいこの三本ともが自分のシュミに合わず、また思ってたのと違うがなというアテが外れた感を思いっきり受けてしまった( ̄。 ̄;) 自分で選定しておきながらこの結果は残念というほかない(当然体感温度が下がることはほぼなかったという・・・)

しかも「クワイエットプレイス」と「バードボックス」は映画構造のひじょーによく似た作品で、どちらも人間に対し必要不可欠な行為(「声(音)を発してはいけない」、敵の姿を「見てはいけない」)に制限をかけて外敵と対峙する状態を作り、そのことがサスペンスや緊張感を生むという流れになっていたはずなのだけど、正直この二本ともそれがうまく機能していたとはあまり思えなかったのである。

まず「クワイエットプレイス」のほうは音(主に人間の発する声)に反応する得体の知れない怪物(出所不明の侵略者?)のせいで人類がほぼ死滅しそうになってしまったという設定。

これにはある程度合点がいったのだが生き残った一家の対応ぶりがなんとも危機感が希薄で、あんなんじゃ襲われて当たり前やないかと思ったし、よーこんなんで君ら生存できてたなと、見れば見るほど敵側の迂闊さ・ヌルさの方が浮き彫りになっていたような気がしているのである。

少なくとも「ああいうこと」になっている以上ぜったい声が出る出産なんか以ての外だし、私があの父親なら医学書を手に入れてでも家族が声が出なくなるような何らかの施策を考えただろう(その前にもっと目立たない場所で身を隠すことが先だよな)

どうもそのへんのサバイバル感とでもいうのか、人間側の切迫した状態があんまり伝わってこないし、完全にこけおどし系だったエイリアンもキャラとしての魅力が実に弱く、これくらいのヤツならなんとか倒せたやろといわれても仕方ないくらい強敵臭がしてこないのだ。

予告を見たときはディストピア的未来世界で起こった超自然ホラーだと決めつけていただけに、実は普通のモンスター映画だったという一杯食わされた気分が大きいのも乗りきれなかった理由の一つだとは思うのだが、ちょっと風呂敷を広げすぎて(いっそ地球規模の話ではなく人里離れた山小屋に数匹の怪物が襲ってくるベタ展開にした方が良かったかも)失敗したところもあったのではないだろうかね(またこの予告がよー出来ためちゃめちゃ面白そうな編集で、そう思わせられたことが余計に悔しかったりする(ーー;) 逆に最初からB級モンスターホラーとわかって見ればもっと楽しめたような気もしたけどねー)

※そのたいへんよく出来た予告


「バード・ボックス」は言ってししまえばパンデミックものの亜流と言えるかもしれない。ゾンビ物と同じように人から人へと「それ」が感染していくのを見せていく物語だが、その感染経路は「それ」になってしまった人の姿を見ることで伝染してしまうというもので、なんとなく以前よく似た映画かドラマを見たような気もしたのだが、なんだったか未だに思い出せていない(°°;)

基本この種のドラマはだいたい発生から感染拡大して主要メンバーが固まるまではよほどのことがない限り鉄板的な面白さがあるので、ご多分に漏れずこの映画もそこまではなかなか力の入った展開を見せていたと思うのである。

「それ」は見た目だけではわからない普通の人間の姿をしているために識別がむつかしく、意思を持って言葉巧みに次々と感染者を増やそうと画策するわけだが(ここいらが数多のゾンビ物と違うところ)それを防ぐにはもう最初から目隠しをして「眼をあけない」という策をとるしかなく、サンドラ・ブロックたちが最後安全地帯を求めて旅に出るときもそのことが旨い縛りになってこちらはそれなりの緊迫感があったと思うのである(ただそのシーンは全体の尺で言うとかなり短い)

中盤までは概ね悪くない調子で話が進んでいくのだが、なんとこの映画最後まで「それ」がなんだったのかまったくわからないまま終わってしまうのだ。この映画の脱力ポイントはこれがすべてだと思うのだけど、けっきょく「なんだったん??」としか言いようのないノーオチ(作った人はあの「安全地帯」が"こういう場所"だったと言うことで納得しろと言いたいのかな)で終わられると釈然としない気持ち悪さだけが残ってしまい、たいへん後味が悪くなる(´・ω・`)

このブログでは今まで何度か書いてきたと思うが「わかるひとだけわかればよい」という終わり方をする映画を私はあまり好意的に捉えることが出来ないのだ。そら、中身によったらそうした終幕がピタリとはまる作品もあるとは思うけど、こういう誰がどう見たってエンタメの内容でなんでこんなことするのかねと、シナリオ書いた人は途中で仕事放棄したんじゃないの?と、イヤミの一つも言いたくなるのだよ(わたしはその部分でまだ「クワイエットプレイス」の方に潔さを感じている)

オチがないこと以外はそんなに悪くない映画だったから(ーー;)ちょっと勿体ない気もしたなあ・・・


それで「サスペリア」だけど、ちょっと長くなったので一回休憩、続きは明日書こう。
関連記事
しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply