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福岡の街をアッティカらコッチへと

先週末は年に一度のおひとりさま博多遠征に行ってきた。旅の詳細は毎度おなじみ本館ブログ参照と言うことでこちらでは細かく綴らないが(ーー;)今回の道中では念願だった老舗映画館で映画を楽しむことが出来たのである。

一昨年は前を通って場所を確認し、昨年は一階のシネマカフェで珈琲を飲み、三年越しで(__;)やっと映画を見ることが出来たわけだが、その映画館こそ今年で開業73年目を迎えた中洲大洋映画劇場というところなのである。
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この福岡での映画鑑賞はあくまでも野球観戦の「ついで」という位置づけではあったのだが、今までも難しかったのはちょうど良い時間(夜行バスで博多入りしているためどうしても睡眠が浅く、しかも試合が午後からなのでそれ終わりだとさんざん歩き回って疲れた後ということになり、仮にどこかの劇場に入っても爆睡すること必須という感じだったのだ)に上映スケジュールがヒットせず、けっきょくスルーして終わりというパターンが多かったわけだけど、この日は「午前10時の映画祭」(上映作品は「狼たちの午後」)がプログラムに組み込まれていて、タイミングはバッチリだったのである(当然10時上映スタートなので、このあとで13時までにドームへ移動することを考えればこれ以上ぴったりなモノはないのだ)

現在福岡県内には映画館が約20館程度営業をしているそうだが、その殆どは大手のシネコンばかりで所謂昔ながらの単館系映画館というのはここと小倉昭和館(こちらはなんと創業80年だとか( ̄。 ̄;))天神エリアのKBCシネマくらい(他では2015年に出来た大川シネマホールというのがあるみたいだけど、どちらかというと豪華な公民館のような佇まい)昨年11月に新しく出来たばかりのユナイテッドシネマ福岡ももち(ドーム球場隣にある大型ショッピングモール・マークイズ福岡ももちの中にある)では"ScreenX"と呼ばれる新システムが導入され、これはこれで興味もあったのだけど最新テクノロジーよりもわたしは温故ノスタルジーの方を優先させてしまったのであった(大洋劇場みたいな昔懐かしい雰囲気の映画館で70年代の映画を見るなんて、これもある意味贅沢な見方だよなってのも感じていたし)

大洋劇場は4スクリーン体制を取っていて「狼たちの午後」をやっていたのは二番目に狭い85席の部屋。とはいえシートは古いながらもゆったりしていて前後の間隔も余裕を持った設計がされていたし、客層も年季の入ったベテラン映画ファンと思しきお一人様組が男女問わず集っており(私と同世代、あるいは少し上の方々が多かったかも。最終的には三〇人くらいの来場者があり)落ち着いて映画を観る環境が整っていたと思うのである(我が輩は一番後ろに座ったが、ポジション的にもすごい観やすかった。なにより全席自由なのが良い)
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「狼たちの午後」は「ゴールデン洋画劇場」で最初に観たときのインパクトが強く、のちにLDソフトも買ったし数年前BSでのHD放送版も録画して保持はしているが吹き替えの好印象(野沢那智のパチーノと岸田森のアテたジョン・カザールが良いコンビだったのだ)があったせいで字幕版に違和感を覚える逆転現象が起きてしまっていたのだ(~_~;) それをこうして劇場のスクリーンで改めて見直すと胸にストンと落ちてくるんだから、やはり映画を観るときの視聴環境は大事だと思わざるを得ないのである。

映画の中身については今更という感じもあるので多くは語らないけど、初見時以降いろいろな媒体で作品概要等を見聞きしていたため、たとえばこの映画の元になっている実際の事件がどういう内容でどの程度作品に反映されているとか、芝居のほとんどがアドリブで要求されていたとか、当時の世相ネタがこれくらい盛り込まれてたんだ、みたいな諸々をわかった上で鑑賞するとより理解が深まったので、ほんとに良い映画はバックボーンを頭に入れてから観たほうがベターなんだろうなとは思った(しかし実際はなかなか難しい話で、どちらかというと鑑賞前の「予習」ではなく鑑賞後の「復習」に頼らなければ深いところまではわからないのが実情)

※「狼たちの午後」予告編

細部はだいぶ忘れていたけど銀行強盗の彼らを応援したくなる気分になってしまうのは今回も変わらず。人質の行員たちがテレビに映って喜んでみたりソニー(パチーノ)に「ノープランで来たのかよ!」と説教たれるところはめっちゃ可笑しかったし、全体的に全然陰惨さがないセミドキュメンタリーという風情なのがやはり面白かった。こういう何度も観てる古い映画を心底楽しめてしまう自分はもう感性が進化せず止まったままになっているんだろうと自虐的に感じているが( ̄。 ̄;)つまんない新作観るくらいなら好きだった旧作を見返したほうが有意義な時間を過ごせるんじゃないのかと、そんなことも思ってしまった(なんと言っても我が輩"懐古怪人"(「トクサツガガガ」参照)なので(ーー;))

それで徳島に戻ってから調べてみたら来月スタートの「午前10時の映画祭10」はこれがラスト開催になるらしく、残念だなと悲しんでいたのだけど劇場情報を確認したらお隣香川のイオンシネマ宇多津が入っていた。今まで「午前10時」が四国で観られたのは愛媛のシネマサンシャイン大街道と高知の東宝シネマズだけだったので、ひじょうにありがたい話(同じ四国でも高知と愛媛って徳島からは遠いのだよ)最初の六週が「未知との遭遇」「ET」「ジョーズ」とスピルバーグ祭りになっているのも良いし、これはちょっと定期的に通わないといけないかもしれない。

あと、この日は朝一(なんせ福岡に着いたのが朝七時半だからね(__;))の散策中にこれも前から気になっていたKBCシネマの場所を確認してきた。大洋劇場からは徒歩15分程度のところで、こっちは外からしか建物を見てないのだがラインナップを見たらなんとなくアート系のミニシアターという雰囲気だった。次はこっちにも入ってみなくてはなるまい。その次は小倉昭和館とこれは微妙だが駅前ロマン・パレスという天神にある老舗の成人映画館も覗いてみたいと思っている。新シネコン群はその次でもいいかな。
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しろくろShow
Posted byしろくろShow

Comments 2

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MILLAFAN  

リアルタイムで観た「狼たちの午後」

しろくろさん、こんばんは

私が映画に夢中になった頃ですね~狼たちの午後。
ゴッドファーザー
スケアクロウ
セルピコ
ゴッドファーザーPRATII
狼たちの午後
飛ぶ鳥を落とす勢いだった
アル・パチーノ、ジョン・カザール良いですよね。
私も懐古趣味ってゆーか好きな映画は何回も観ます。
メッチャ懐かしくて・・・ついカキコしました。

2019/04/14 (Sun) 20:26
しろくろShow

しろくろshow  

ゴッドファーザーでも良いコンビでした

>MILLAFAN さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

私はこのあたりの映画はほぼテレビで見た世代ではあるのですが、その時期の名作をこうしてあらためて劇場で見るのはなんともいえない新鮮な感動があって良いモンだなと実感してしまいました。

「午前10時の映画祭」ではこれから「ゴッドファーザー」の公開も予定されているのでこれも行かねばと思っています(あとは「ジョーズ」と「ブルースブラザース」ですねー)

2019/04/14 (Sun) 20:36

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