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でーらでーらうまCINECINE

円谷特撮アワーを見たいがためだけにチャンネルNECOと契約しているのだが(今月で「ファイヤーマン」が終わり、来月からは「ジャンボーグA・HDリマスター版」がスタートする。じつは我が輩ウルトラ以外の巨大ヒーローものではこの「ジャンボーグA」が一番好きだったのである。これでまだあと一年はこのチャンネルと契約し続けなければならない)今月はそのNECOで放送されていたドキュメンタリー「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」がひじょーに面白かったので、備忘録として綴っておきたい。

これは名古屋ローカル(メ~テレ)で一昨年放送されたものだが、その年のギャラクシー賞を受賞した番組。その後評判を呼んだのか劇場用として再編集され、全国主要都市の映画館でも公開されたれっきとした「映画作品」でもあるのだ。

それにしてもNHK名古屋制作の「トクサツガガガ」と言い、傑作ドキュメンタリーを連発している東海テレビ(我が輩は「ヤクザと憲法」がめちゃめちゃ面白かったと思っている)と言い、最近は名古屋発のエンタメがやたらアツい。

本編の方は名古屋のミニシアター・シネマスコーレで奮闘する副支配人・坪井篤史さんに密着したモノで、この映画何が面白いかというと彼本人がひたすら面白いのである(ーー;) 画面に坪井さんが登場するやいなやカメラが廻っている間中自分の言いたいことを早口でまくし立て、所々何を言っているのかわからないところがありながら(@@;)それでも「今伝えたいことは一気に語りたいんだ!」というのがかろうじて伝わってくる、この人の一所懸命なパーソナリティには独特なモノを感じるのだ(ウザさ4割、憎めなさ6割という感じだろうか。なんかしらないが傍観者感覚だとキワキワで「応援してあげたいな」と思わせるムードを彼は持っている)

IMG_0652.jpgこの人のキャラが顕著に表れていたのは劇場スタッフの女の子に最近お気に入りの映画を教えてあげようと熱弁している場面で、途中からあきらかにその子が話を聞いていない態度ミエミエだったにもかかわらず、全く気にするそぶりも見せずひとりベラベラと喋り続けていたところ。

その彼女の口から「いつもこうですから(´ー`)」と言葉が出たときはああなるほどなと( ̄∇ ̄)めっちゃ納得してしまった(坪井さんがふだんからそういう扱いされてるのがよくわかる好例)

16年前大手シネコンに勤務していたときに映画そのものよりも客足を優先させる経営方針に違和感を覚え、いきなりシネマスコーレに「雇ってください!」と現れ転職したという話もなかなかドラマチックだし、奥さんや娘さんを大事にする家庭人としての側面もあったり、はたまたVHSマニアとしての変わり者具合も相当なものだっりと、この人をモデルにして別の映画が一本撮れるんじゃないかと言うくらいネタの宝庫みたいな人物だなと私には思えたのだった。

しかも単に「変な人」と言うだけでは無く、シネマスコーレでは上映作品の監督を招いてのトークショーやイベントを常に坪井さんの企画で開催しているそうで、それもできるだけ来てもらう監督さんと意見をすりあわせて(自分だけのアイディアを決して押しつけたりはせず観客目線もキープしたまま)少しでもお客さんに楽しんでもらおうとしている姿勢には映画作品および映画人、そして映画ファンに対する愛情を感じずにはいられないのである(白石晃士監督の「貞子vs伽椰子」を上映した際は"超次元絶叫システム"と銘打って一風変わった声出しOKのルールにしていたのがモノスゴク楽しそうだった。もう画面で死人が出るたんびに拍手が起こるという最低かつ実に不謹慎極まりないモノだが( ̄。 ̄;)それが逆に面白く、祈祷の水責め迷場面で「一気」コールが発生したときは大爆笑してしまった(・∀・)←それを監督本人と坪井さんがステージ横で煽っているという)

おそらくこの映画を見終わる頃には間違いなく坪井さんのことが好きになること請け合い(と、までいかなくとも「なんだか気になる存在」にはなるはず。我が輩など直ぐtwitterで坪井さんをフォローしたですよ)コレでまた一つ行ってみたい映画館が自分の中に誕生してしまった(小倉の昭和館、京都出町座、高知のKinemaM、岐阜のロイヤル劇場に続いて)

このドキュメンタリーは映画と映画館が好きな人なら必ず楽しんでもらえると思うので、チャンネルNECOが映る方は3/25の再放送をご覧くださいませ。
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しろくろShow
Posted byしろくろShow

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