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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴る昭和特撮成分多めのブログ

Fireスティック手に持って

新居のネット環境をパワーアップしたついでに春先買うことが出来なかったAmazonのFireTVスティックをリニューアルした。

IMG_1467.jpg今回は二階用に標準HD機を、一階書斎用に4K対応機をそれぞれ購入することにしたのだが、そもそも4K/8Kに対して心から導入したいとは現状露程も考えて居らず、地上波が完全移行したらそのときは考えようかと思っていた程度の物だったのである。
 
しかし一昨年買ったテレビが一応4K対応モデルということで、その映像が体験できるのであればどの程度のものなのか見てみたいという欲がわいていたこともあり、今回のFireTV機器更新については4K対応モデルを一つ買ってみようと思っていたのだ。

で、最初は今契約しているNetflix(HD=月1200円)をUHD(4K=月1800円)契約に替えてみるつもりでいたのだが、なんとなくそれだけのために月額600円もアップするのが惜しくなり、いろいろ調べてたらAmazonプライムの見放題の中に何本か4Kのコンテンツがあるらしく、なんだそれやったらコッチ見たらエエがなと言うことで方向転換したのであった。

また、4Kになると通信データ量が増えるためWiFiより有線の方が安定するという話も聞いていたので、一応専用の有線LANアダプターも買ってはいたのだけれども、本機の設置位置が無線ルーターと距離も近く余裕で5GHZ帯に接続できたこともあり、これは不要となったのである。

テスト視聴としてUHDドラマ版「HANNA」(シアーシャ・ローナン主演の映画をドラマ化した物)を再生してみたがWifi経由でも接続が不安定になる事は皆無だったので、このまま無線で使ってみるつもりだ。

他でも何本か見ているとアマプラのUHD(4K)コンテンツは最初にHD→HD(1080)→UHDと少しずつ受信状態が変わっていき画面もそれに合わせてどんどん精細化されていくのだけど、この安い我が輩のテレビでも十分きれいだと感じたので、おそらくまともな値段で売っている他社の現行テレビであればもっと高画質に表示されたのだろうというのは想像に難くない(下写真で「UltraHD」と表示されているのが4Kの証)
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ドラマや映画以外でもやはり紀行モノなんかは確かに2Kより歴然と美しいというのがわかったけど、不思議と期待していた以上の感動はあまりなかったような気はした。これは10年前にアナログ放送からデジタルに変わったときの感動をこちらが期待していたからだと思うのだが、あのときほどの驚嘆を受けることは正直なかったのである。

基本的に現行の2K-HDに十分満足しているというのもあるけど、私見ではおそらく4Kがもっと有効活用されるようになるにはアダルトビデオが廉価でUHDの配信、または販売がされるようになってからでは無いのかと、そういう想像もしているのだが当面4Kはこのまま追加料金が不要で視聴可能なコンテンツだけで楽しもうかと思っている。

そんなわけで下写真↓は旧世代のFireTVでは対応してなかったディズニープラスのお試し画面を見るべく「ファイヤー!」と叫んでいるところである(いや、バージョンアップしたんだからここはやはりびーーっぐ、ファイヤー!!」と言い直すべき←しろくろが何を言っているのかわからない方はこの文章スルーしてください( ̄。 ̄;))

あとついでに書くと、このスティックは旧機に比べたら処理速度も速いし操作性はめちゃめちゃ良くなった。音声でいろいろできるのがこんなに楽だった事に(そして普通に会話が成立することに)とても感動している。

もし今後独居老人になることがあったら即スマートスピーカーを買って、そこら中でAlexaの声が響くようにしようか(ほとんどリアル「her」の世界だな(ーー;)←どうせなら画面にガイドキャラを出して、その子に喋って貰いたいけどね。ビジュアルは「ブレードランナー2049」のジョイちゃんで頼むよ)
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ドラゴン対大魔神~怒りの通路往復

先週の15日、シネマサンシャインのサービスデーに「ドラゴン怒りの鉄拳」を見に行ってきた。

これはこの記事で書いた「ブルース・リー/4Kリマスター復活祭2020~猛龍生誕80周年」のプログラムで、徳島では一週間ごとに作品が交代していき最初が「危機一髪」で、この週は「怒りの鉄拳」に入っていたのであった。

当初から見るなら「怒りの鉄拳」か「道」だろうと目星を付けていたのでちょうど良いというのもあったのだけど、考えてみれば我が輩が劇場でブルース・リーを見たのは中坊時代にリバイバルで公開された「燃えよドラゴン」しかなく(同時上映が「スウォーム」という見事なカップリング←テーマ曲が日本テレビ系列でやっていた「あなたの知らない世界」(だいたい今頃の時期よくやっていたな~)で流用されていた。ジェリー・ゴールドスミスもまさか日本でこんな使われ方をしていたとは夢にも思わなかったのでは)今回はそれ以来のドラゴン・スクリーン体験となったのであった。

映画自体はテレビで中尾彬がブルース・リーの声をアテたのをだいぶ前に見たのと、衛星放送でやっていた字幕版を録画して最近見たばかりなので中身についてはわかっていたのだが、今回上映されたのが英語吹き替え版ということで、これは我が輩初めて見る代物だったのである(衛星でかかっていたのは中国語バージョン)よってブルース・リーの声含めて出演者全員が別人によるアフレコ物だが、そんなに違和感なく見られたような気はしたかも。

まあどんな声で何度見ていようとあまり関係ないのは、ブルース・リーの映画はブルース・リーそのものを見るための物であって、お話しなんてハナからどうでも良いというのも私の中にはあるのだ(すごい何様な感じになってるけど(ーー;))この人の映画の特殊性はそれが中毒性のある物であり、楽しみ方としてはアクション映画と言うよりミュージカルの舞台等に近く「何回でも繰り返し見ることが出来るステージ」を覗きに来ているような気分にもなれるのである。

「怒りの鉄拳」もストーリーだけ追いかけたらツッコミどころは満載だし、おかしな日本人たちがそこら中に出てくるトホホな場面も多いのだけど(有名なのは袴を後ろ前反対に履いていることだが、これはスズキ役の橋本力さん(特撮ファンにはご存じ「大魔神」「妖怪大戦争」の"中の人"でもあり、ブルース・リーとの戦いはある意味{夢の対決}でもあった)によると向こうの美術スタッフが橋本さんの指摘に対して「その方が格好良く見えるから」という理由で敢えてそうしたとか)ブルース・リーがひとたび劇中でアクションをやりだすとまったく気にならないのがスゴいと思ってしまうのだよ。

この映画だとやはり最後のスズキとの戦いが格好良く(その直前のペトロフ(ボブ・ベイカー)との勝負も割と良いのだけど)日本刀vsヌンチャク→武器を捨てての肉弾戦から空中技のカウンターキックで文字通りケリが付くという(ダジャレでは無い(__;))流れも実に心地よいのだ。数多の映画評では簡単にカタルシス、って言葉をよく使うけど、ここは掛け値なしでそれが充満していた。それにカンフー映画はいくら内容がバカでもアクションが見事であれば他のことはすべて許されると私は思う。

また本作はブルース・リーの役者としての魅力もかなり前面に出ており、コメディ要素の多かった「道」(これが意外に喜劇的な芝居も合っていたという)とは対照的な激情演技を随所で表現していたのがスゴく印象的。邦題の「怒りの鉄拳」(英語タイトルだと"Fist of Fury"だから直訳すると「怒りの拳」で終わってしまう)というのは内容を的確に表した巧いネーミングだと思ったし、ラストシーンで警官隊へ独り突撃するブルース・リーの跳び蹴りが止め絵になってそこに主題歌が被る所は鳥肌モンだったな~。

以前読んだ香港カンフー映画本の名著「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進」によると、あの主題歌は原曲の権利を取れなかった日本側で勝手に作って編集したという話だったけど(元々の版に使われていたのはなんとアグネス・チャン(!)が唄う曲らしく、読んだときはホンマかいなとも思ったが当事の香港映画のデタラメぶりを考えると然もありなんと言う気もした)今聴いてもぐっと来るので思わず上に↑貼り付けてみた。ちなみに唄っているのはマイク・レメディオスという歌手。     

いや~、それにしても楽しい106分だった。あとまだ「道」と「死亡遊戯」が残ってるけど、これなら全部見てこようかなという気になってるよ。あと、どーでも良いことではあるがブルース・リー映画の準レギュラーヒロイン、ノラ・ミャォが毎回若い頃の森下愛子に見えるのは我が輩だけでしょうか??(私はそっくりだと思うのだが)枝葉ネタではブルース・リーが美味そうに野犬を焼いて食ってるところも今見たらなかなかスゴい珍場面ではある(ーー;)(食文化の違いとは言え)

IMG_1470.jpgそれからこれは映画とは直接関係のない話だけど、この日行った北島シネマサンシャインでは「怒りの鉄拳」の来場者が20人ほどいたのだが、すべて私より上のシニアメンバーばかり。

おそらく現役でブルース・リーの映画を見てきた世代の方々だと想像したけど、そのお一人が上映始まって5分くらいしてから遅れて入ってこられて、私が座っていたE列端のあたりを行ったり来たりした末(しかもスマホのライトでずっと足下照らしながら)最終的には私の前を通って二つ隣に着席したのだけど、ライトを点けたまま延々とチケットを確認をしているのであった。

さすがにちょっとイラッとしてきたし一言言って消して貰おうと思ったら係員のおねいさんがやってきて注意を促してくれたのでそのままにしたのだけど、なんと件のおじいちゃんはまだ自分の座る所をちゃんと把握して居らず、そのおねいさんに連れられてまた私の前を通り後ろへと廻ったのだが、けっきょくその人のホントの席はHの列で(ーー;)思い切りスカタンなところに迷い込んでいたらしい。

まあなんとなく映画館に何年も来て無かったような風情だったし、全席指定になっていることに戸惑いがあったのかもしれないな。おかげで冒頭の10分くらい映画が全然アタマに入ってこずに往生したけど、亡きリー師祖に免じて今回だけは許してあげましょう。次はせめて上映5分前くらいには中に入ってて欲しいけどね。 

※「ドラゴン怒りの鉄拳」はAmazonプライムでも配信中。本記事トップのタイトルリンクか画像バナーでそちらへ飛びます
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2020年魔夏に挑戦予定の8/15計画

前回の記事で書いた高知県立美術館夏の定期上映会についてだが、よくよく詳細を読むと今回は前売りチケットを発売せず当日券のみで対応するとのこと。おそらく主催者側も来場者がそれほどあると思っていないのかもしれないが、そのぶん料金は昨年までの前売りと同じ価格設定になっているので良心的な対応ではある。

そして今日になり妻の人と協議をしたところ「このラインナップなら見られるかもしれない」(下画像参照)という話になり、今のところとりあえず夫婦で当日移動して見に行く予定。まだ15日なのか16日なのかは未定ながら、ばっちり除菌グッズ持ってマスクして(ーー;)現地に行こうと思っている。
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さあそれで今回のプログラムだが、ウルトラ特集の方でちょっとテーマが絞り込めてないというか、なんとなく散漫な印象を強く持ってしまった。もっともこんな企画を毎年やってくれるだけでありがたいし、心の底から高知県立美術館には感謝もしているのだけど(ここと京都みなみ会館だけは西日本在住の特撮ファン全員足向けて寝れんわ)だからこそもっと拘った縛りで企画を出して欲しいというのはあるのである。

たとえば2020年ネタで「2020年の挑戦」が入ってきたのはベタながら理解できるチョイスなので、これを軸にした金城哲夫(および千束北男(飯島敏宏))脚本の傑作選にするとか、または「ウルトラQ」だけで上映作を揃えた方が良かったように我が輩は思うのだ(追加で「ウルトラQ/Darkfantasy」と「ネオ・ウルトラQ」から1本ずつ選んで午後の部に「ウルトラQTHE MOVIE」と一緒にして流すとか)

「ウルトラマン」から「故郷は地球」が入ってきたのもこれは本来なら実相寺昭雄/佐々木守特集でかけるべきだし「帰ってきたウルトラマン」から「怪獣使いと少年」を持ってきたのもこちらは沖縄/上原正三/70年代等のキーワードで選別すべきエピソードだと私ならそう考える。

何度も書くけどこんなんやってくれるだけありがたいのは重々承知しているし、毎回マニアックな上映作品を用意するのもたいへんだろうと理解もしているけど、もう一頑張り、あとほんの少し目配せをして貰えたらなと期待を込めてこのように書かせて貰っているのである。で、それはそれとして(ーー;)現場に行けばそれぞれの作品を満喫してしまうのは間違いないわけで、特にウルトラに関しては素材がすべてブルーレイらしいので、これらがもしHDリマスター2.0の盤であるなら高画質大画面鑑賞の機会が訪れたことにまず喜ばなければならないと思っている。

また大林宣彦さんの2本についてはけっこう最近見たばかりなので、どうしようか少し躊躇しているところ。それにこの上映会に連動した企画で高知県立文学館というところではウルトラ関連の展示会もあるらしいから、午後はそっちに行ってみたいというのもあるし(文学館は美術館から車で15分くらいのところにあるとか)家内がコワイのは見ないと言っているのもあるので(ーー;) ちょっと考えないといけない。

それ以前に四国内でのコロナ蔓延が今より落ち着いていることが前提だけど、ひとつくらいは夏休みの楽しみを作っておかないと今はメンタル的にやってられへんしね( ̄。 ̄;)
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今年のお盆はULTRAで

このご時世で今年はどうなのかと心配していた高知県立美術館の夏季定期上映が決まったらしい。

高知県立美術館夏の定期上映会/高知県立文学館「ウルトラとくさつワールド 空想特撮大作戦 ~ウルトラマンと夢見る未来~」展関連上映会
真夏に味わうSF&ホラー
~ウルトラQ、ウルトラマン、大林宣彦~

※詳細はこちら
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去年の上映会終了後、現地で書いてきたアンケートには「ウルトラQ」をリクエストしたことを思い出したのだが、それが反映されてのラインナップならなんとなく嬉しい(実際は単に「Q」を希望した人が多かっただけのことだろうけど)

一応今年も行くつもりではいるけど、日程が「ザ・お盆」の8/15,16ってのは少しネックかもしれないな~(15日は我が輩の祖母の命日でもあるのだ)コロナがこの時期どの程度落ち着いているかにもよるけど、今月末までには方針を決めてチケットの手配を考えなればならない(この上映会で用意されている作品群については参加可否が決まったら、またあらためて書こうかと思っている)

それにしてもこの日ウルトラ目当てに来るであろう一部の子供たちに大林さんの二本は少し刺激が強すぎやせんのだろうかね。
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一人だけの軍隊解散式

「酸で溶かして殺しちまえばいいじゃねえか!」うん、我が輩も弟(ビクター=オスカル・ハエナーダ←この人テリー・ギリアム監督の「ドン・キホーテ」にも出ているらしい)の言うとおりだと思ったよ・・・

と、いうことで「ランボー・ラストブラッド」を見てきたわけだが今回もイオンシネマ徳島へ行ってきた。

すっかり忘れていたのだけれどもイオンシネマって月曜はサービスデーなんだね(ーー;) 

毎週休み明けで仕事始めになるから体はきついんだけどこれなら月曜はもっと来ないといけないかもしれないな。

この日は「コマンドー」の時と違い一番広い部屋での上映になっていて席も三〇〇席オーバーの大空間。

我が輩がチケット買ったときは館内にあまり人いなかったし、また貸し切りになるのかと危惧していたが最終的には一〇人前後の来場者があったので少し安心した(あれで一人だとちょっとコワいよな( ̄。 ̄;))

「ランボー」シリーズは幸運にも高校生の頃から全作劇場で見ており、思い返すと18歳で生まれて初めて買ったLDのソフトも「怒りの脱出」だったし(実は公開当時低評価だった「2」がわたしは一番好きだったのだ←気に入った理由は「コマンドー」とほぼおなじもの)その付き合いはずいぶん長いものになってしまった。この「ラストブラッド」がシリーズ完結編になるという話があったこともあるが「ランボー」と言うタイトルが付いている以上見ないわけにはいかないと思っていたのである。

IMG_1453.jpg前作「最後の戦場」のラストで里帰りしたランボーが身内のような娘をさらわれそれを奪還に行というのが基本ストーリーだが、ココだけ聞いたらもう昨今いろんな俳優が似たような映画を何本も撮っていて(リーアム・ニーソンの「96時間」とか、本当の家族では無いという点で言うとデンゼル・ワシントンの「マイ・ボディガード」あたりもそうかな)何を今さらという気がしないでも無かったのだが、常に巨大組織と戦ってきた「ランボー」でやるような話とは正直とても思えなかったのだった。

じっさい本編の方も前半はかなりユルユルで奪還計画第一弾ではノープランでメキシコに来たランボーがあっさり袋だたきに遭い(__*)いつ瞬殺されてもおかしくない状況下で迂闊なボス(ビクターの兄であるウーゴ=セルヒオ・ペリス=メンチェータ)と「たまたま出くわした女性ジャーナリスト」(これがまあホント取って付けたような登場の仕方というね。後半の反撃のために必要だったとは言え唐突感は拭えず←或いは「怒りの脱出」のコー・バオ(ジュリア・ニクソン)的キャラのつもりだったのかも)に助けられいったん引き上げるところなんか全然ランボー臭がしてこないし、オレはいったい何の映画を見せられているのだろうと不満が少しずつ溜まり始めたのであった。

特に本作の敵役であるメキシコカルテルがなんとも小物感が強く、ランボーとの諍いがどう見てもヤクザの出入り程度(重火器をめっちゃ使っているとは言え)にしか感じられず、シリーズ最後の相手がこんなショボイ奴らでいいのかと思いながら映画を見進んでいったのだけど、結局いろいろあって(°°;) 最後はランボーの家を襲撃するウーゴたちとの戦いに雪崩れ込んでいくのだが、物語終盤の30分でようやくこの映画がランボーであることを思い出させる展開となってくれたのだった。

そのクライマックスも口さがない人たちには「グロい"ホームアローン"」とある意味当を得た揶揄のされ方もしていたが、わたしはここに至る場面で過去シリーズの集大成的な演出(過去作見た人なら各の名場面を思い出すはず。またゴア描写が強烈なのは「最後の戦場」の時と同じ)をされていたことに「おおっ、なるほどっ」と感心したし、常に戦う理由を欲していたランボーがようやく本来の姿に戻れたことで拍手喝采したい気分にもなっていたのである。

そもそも彼が本当に求めていたのは平和な家族ごっこ(と、本人は思ってなかったかもしれないが劇中で常時アスピリン的な物を服用していたのを見ると、あれは沸き起こる闘争(殺戮)本能を抑えるために使っていたとしか思えなかったし、自宅地下に延々とトンネルを掘り続けた理由をカルメンに訪ねられてハッキリ答えられなかったのも然り、何れ来る(または"来て欲しい")戦いに備えていたとしか考えられなかったわけで)ではなく戦場で敵を倒すことのみが己の存在価値だとわかっていたはずで、言葉にこそ出しはしないがあれこそがランボーの望む世界だったのではないか。

IMG_1456.jpgけっきょくベトナムから帰って数十年、ランボーは一作目のときに語った「何も終わっちゃいないんだ!」のまま今を生きていたのが痛いほどわかる終幕だったとわたしには思えてしまい、なかなか強烈に表現された人体損壊シーンに対しても不謹慎ながら高揚した気分で心が躍っていたことを否定できなかったのである(また、冒頭からしょぼくれたジジイ風情だったランボーがこの場面で生き生きと躍動していたのもなんだか感動してしまったのだった)

そんなわけで序盤から中盤にかけて凡作風味の漂っていた「ラストブラッド」たが、最終的には最後の最後でなんとか"ランボーの世界"へ強引に引き戻された佳作だったなというのが今回のわたしの感想である(事情が事情なんでランボーの狼藉(?)ぶりは理解できるし、このシリーズ好きな人であれば終幕は確実に燃えるはず)

あとエンドロール見てたらなんとなくまだ続きそうなのが気にはなったけど( ̄。 ̄;) 個人的には悪くないと思えた終わり方だっただけに、もうこれですっぱりとシリーズを止めてもいいのではないかと感じましたわ。

それにしても最初に原作通りの映画化をしていたら(何せ小説版ではランボーはライフルで頭吹っ飛ばされて思い切り死んでるわけで)ここまでシリーズが続くことも無かったろうに、一作目のスタッフたちは先見の明があったと言うことでしょうか。
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乱暴月間は来月も続いていく

◇今週末より公開がスタートしたランボー最新作「ランボー・ラストブラッド」に合わせて現在テレビ・配信各サービスでは旧作を流してくれている。BS朝日では三週連続で「1」~「3」の吹き替え版を(先週の「1」では珍しく銀河万丈さんのスタローンでオンエア。近年ランボーはささきいさおがフィックス声優になりつつあるのでコレは新鮮だったかも)配信の方ではAmazonプライムとdTVで全作(NETFLIXでは「最後の戦場」のみ見られる)がラインナップに入っていた。

発売になったばかりの「映画秘宝」最新号でもランボーが特集され、もう自分の中だと6月は完全なるランボーマンスリーとして終わろうとしているのであった。

私も自宅で先のBS放送を見たり、録画済み字幕版の2~3を見返したりとそれに乗っかってみたのだけれども、気分を盛り上げるには上々の流れと言って良いだろう。

で、当初の予定では7月に入ってから新作を見に行くつもりでいたのだが、もう既にランボー脳になっていた我が輩待ちきれず( ̄。 ̄;) ついつい昨日の29日に仕事帰りで「ラストブラッド」を見てきたのである。

今日は少々バタバタしているので細かい感想は明日以降に書くつもりだが、まあ色々となんだかんだ言いたくなる映画ではあったなと(ーー;)
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